さて、エンジントラブルからやる事になった4万キロメンテですがー
まだKTMから部品届いてませんw
まあでもやれる所からやろうって事で
ストリップ開始です。
最近は冷却水の水位は安定してますね。
※DUKEはこの位置(Minの少し下)が定位置なので大丈夫です
モトレックスのM3.0にしてから安定するようになりました。
夏場も乗ってますが、市街地乗りでもオーバーヒートはしないです。
ここを見るのも久しぶり。
プラグはまあ適度に焼けてますね。
やはり交換時期なのか先端が減ってました。
さて、ロッカーアームです。
KTM東海では「IN側が壊れる事が多い」と聞きましたが、ローラーベアリングはスムーズにガタ無く動きますね。こっちは正直まだ使えそう・・・と思ったら
やはり前回点検時には無いダメージが有りますね。
シャフトの下側に擦り傷です。
ほんの僅かな擦り減りでもガタとなって傷は付けますよね。
と言う事で問題のEX側です。
うん、IN側より目に見えて酷い擦り傷が付いてますね。
もっとヤバかったのがロッカーアームのローラーベアリング。
酷いガタでしたw
1mm弱のガタが有りました(--;)
えー、前回はこんな状況皆無だったのに。
なので、デコンプ機能が効かずエンジン始動困難になった模様。
※デコンプ機能:エンジン始動時に圧縮圧を抜いて始動し易くする機構
なんでローラーがガタガタでデコンプ効かないかというとEX側のロッカーアームには
丸印のデコンプ機能が備わってて
※写真はエンジン始動時等のデコンプが効いてる状況ですね。
この状態がエンジンが掛かってて、デコンプが効いてない状態。
弓なりの金属部分は通常は弱いバネで押されてますが、エンジンが掛かると、写真円盤部が反時計方向に回転するので、弓なり金属部分が遠心力で外に飛び出そうとします。
そうすると弓なり金属部の先端にあるレバーが動いてエンジン内のカムの一部が稼働します。
次にエンジンのカム側から。
この状態がデコンプが効いてて、カムシャフト上に飛び出してる部分がロッカーアーム、ロッカーアームがバルブを押して、エンジン内の圧を抜きます。
この状態がデコンプが効いてなくて、カム上に飛び出しが有りません。
結局、ロッカーアームのローラーベアリグに大きなガタが有るので、本来ならデコンプが効く状況であっても、このガタのせいでバルブが動かず圧縮が抜けないので始動困難になってた模様。
・・・って事は、本来のバルブ開閉も全開で開けてなかったとw やー危ないですねー。。。
部品が届いたらサッサと交換しちゃいましょう。
その他では冷却水を抜いて、「さあ、ウォーターポンプもバラそうか」と思った所で今日はタイムアップ。
これだけひん剥いて本日は終了。
さて、部品は何時届きますかね~。
「実はバックオーダーで半年待ち」とかだったら泣いちゃうよw
ちょっと東海に状況を聞いてみますかね。