Mitiru's Diary

ミチル(KTM 690DUKE乗り)の道楽生活をポチポチ更新していく日記です♪

バイクに関する過去の記録は「Mitiru's Room」からどうぞ^^ノ

690DUKE 光軸調整部恒久対策☆

現行の690DUKE(2012年式~)は光軸調整部が折れるんです。

私のは一度折れて、去年の秋に新品のユニットに交換してるんです。

秋には車検なので「また折れたら怖いよ~」と思いつつ過ごしていました。

だって、構造的な不良なんで、改良品じゃない限り再発は有り得ます。

しかも今度折れると保障期間外なので自腹だし、約¥15,000-だしw

車検前に折れたら最悪やんね~・・・なんて。

ただ、「まあ、そん時はそん時」と考えないようにしてました^^;

んで

今日は1日雨が確定なので

ヘッドライト外して、以前に購入して未装着だったシールドをつけようと

色々と触ってたら「カラカラ・・・」と、嫌な音が。

うん、コレ知ってる(--;)

やっぱり出てきた。。。

これが690DUKEの光軸調整部が折れた証の破片です。

前回と同じ。。。

・・・って、やっぱ再発するじゃん!

とりあえず、落ち着け。。。

正直、この前のギアポジションセンサー交換で¥15,000-。

今回、修理でユニット交換の場合¥15,000-追徴はキツイ(--;)

なんで車検前に修理で¥30,000-やねん。。。

なので、やる事は「構造を理解して自己修理」ですね^^;

ポジションランプ部のゴム製のメクラブタを外して中を覗きます。

銀メッキの四角い柱がヘッドライトの反射面。

ボルトが光軸調整用に回るボルト。

黒い四角い樹脂がヘッドライトの反射面を動かす部分。

ネジが切ってあって、パンタジャッキ方式で位置が前後します。

(この写真だと前後ではなく上下ですね)

通常は右図のように爪がヘッドライトの反射面の中に引っ掛かり

黒い部分の前後に連動してヘッドライトの反射面も前後するから

光軸の上げ下げが出来ます。

この爪が折れるんですね。明らかに強度について検討・設計不足ですよ。

折れた箇所(爪の根元)は、とても薄いんです。

しかも粘る樹脂じゃなく、硬いけど力が一定値を超えると折れ易い素材です。

これに調整時は「捻じ切る」方向に力が掛かる訳だから持つ訳がない。

それに加え、加速・減速時にヘッドライトの反射面が前後しようとするから

あんな小さなプラスチックの部品がその負荷に耐えられないのは、

構造設計者なら分かりそうなもんです(--;)

なんにせよ、この黒い樹脂の爪部強度アップ品を造り直すだけで解決だし

小さな部品なので金型作ってもしれてるのに、何でやらないんでしょうね。

呆れますよ(--;)

と、愚痴をたれた所で手を動かそうw

ユニットを分解しようとしたら、ガラスはコーキングで固定で分解不可(汗)

しょうがないので

開封の儀を執り行いましたw

先ほども書きましたが黒い部品が本来なら銀メッキのヘッドライトの反射面に

爪で引っ掛かって一体になっているので、ヘッドライトの反射面が前後して

光軸が調整できる仕組みです。

ようはココをまた一体に出来れば良いのですが「接着固定する」とか

簡単じゃないんです。

上の写真で動きを説明すると

①黒い部品は調整ボルトの回転に対し左右に動く

②銀メッキのヘッドライトの反射面は上方にヒンジ部が有り、厳密に言うと

緩い弧を描きながら左右に動く

③一体にした場合黒い部品と銀メッキのヘッドライトの反射面は

お互い微量に上下にズレながら左右に動く

となるわけです(--;)

だから接着固定は動きを阻害して、調整ボルトの回転が重くなるし

部品同士のズレが見込めないので、他の部品にストレスが掛かるか

接着部分が割れますw

まあ、一発固定でその後は調整しないならOKですが^^;

オイラはちゃんと調整構造を残したいんです。

なので、一体にしつつ部品同士のズレの動きが取れる修理とします。

考え付いたのは

まず、奥に2つ穴開けて

(この前買ったドリル歯活躍wスゲー切れるわ!w)

ナイロンバンドで固定。

ガッチガチには締め込まず、多少は部品が動くレベルに。

ナイロンバンドなのでバンド自体に多少の撓みも利くので

ある程度動きを逃がしたいような今回のパターンには最適かと。

バンドは太いと強度が出ちゃうので細いのが良いです。

違う方向からも1枚♪

んで、試しに調整。

光軸を一番下向きに調整はOK

光軸を一番上向きに調整もOK

やった~♪

最後はステンレステープを2枚重ねて強度UPした物を貼って終了。

や、これで車検前の修理に¥15,000-も払わずに済むし、

もう二度と「折れるかも」を心配しなくて良いです。

要るのは

①ドリル(電動でも手動でもいけるレベルの作業です)

②φ3.5or4.0mmのドリル

③有ればホルソー、無ければホビーノコギリ(オイラは後者^^;)

④細いナイロンストラップ

⑤有ればブロアー(中に入ってしまった削りカスを吹き飛ばすため)

⑥勇気と根性w

となります^^

しかし、午後からコレで潰れました(--;)

本当に手の掛かる子です~。

ちなみに!

今回は折れてても光軸上がりませんでした!

銀色の部品と黒い部品同士が綺麗に嵌ったまま折れると光軸は

最終調整位置から変わらない模様。

でも、反射面は車体の加減速で前後にカパカパ動いてるんでしょうね^^;

前に折れた時は、黒い部品が銀色の部品の四角い穴から飛び出た時に、

走行中の振動か何かで銀色の四角穴と黒い四角部品の向きがズレて

飛び出た状態でお互いが引っ掛かったから光軸が上向きになったのかと。

なので「光軸上向いてないから」と安心してると折れてる可能性ありです。

ちゃんと上下に調整出来るか確認して判断が良いと思います^^