実は今日は休暇でした^^;
んで
「クラッチピストン交換しちゃおう!」と思ってたのですが
結論から言うと現状復帰で決着w
や、またしても海外品質に泣きました^^;
交換部品、シリンジ、オイルと準備万端で挑みます。
古いフルードはメッチャ黒くて汚い。
2万キロは交換してないですからね。
まずはキャップを外して
下からバキュームで全部抜きます。
抜いたらリザーバタンクの中も拭き拭きして
はい、綺麗。
M109R乗ってた時にラジペンの先端をCリング用に改造してあるので
Cリング外して、ピストンびよ~~ん。
はい、使用済みのピストンです。目だった傷や削れ、破れは無いです。
新品?と言われても分からないレベル。
シリンダー内も傷も段付きも無く、綺麗な物でした。
なんだ、全然大丈夫じゃん。
ほら、綺麗に磨り減ってますね。
当りも付いてて、平らに削れてます。
後日に書きますが、レバーの調整が良かったのかもしれません。
でもまあ、微量に漏れるので交換が必要なレベルに消耗はしてる模様。
新旧比較。
ここで少し違和感。
でも、正しい品番で正しい納品で、パッと見に違いは有りません。
「ノギスで測るか?」と思ったけど「間違いないでしょ」と
思ったのが運の付きでしたw
とりあえず新しいピストンを収めて
シリンジで注入。
これ、絶対良い!
下から入れるのでエアも噛まず、ニギニギも要らず、タンクに液面上がるまで
注入したらオシマイです^^;
最初は汚い液体が上がってくるので拭き取りつつ
綺麗な液体に変わればOK
・・・の筈でしたが、レバーを握ってもクラッチを切る感覚が無い。
軽いんです。
エア、噛んでないつもりで噛んでたか?
ここなんて上がって下がってUターンしてるので、シリンジでの注入は
ゆっくりだったからココを通過するときに噛んだか?とか思って
何度も全抜き、注入、全抜き、注入をやり直すも圧が掛からない(--;)
なんでー
とか思ってたら
ここからダバダバ漏れやがりますw
「げ、シリンダーを傷つけてた?」と思い、バラして照明当ててみるも
やはり傷は有りません。
「マグラ純正のミネラルオイルじゃないから粘度が柔らか過ぎた?」と
思うも、他社製品で交換した先人達の事を考えると有り得ません。
「あっ!」
と思い、最初の違和感に従ってノギスで測ると
既存品の直径は11mm
新品の直径は10.5mm
はい、明らかに検品ミスの別物です(--;)
シリンダーに入れたときも既存品はグラつかないのに、新品はグラつきますw
頼んだ品番と、届いた物のシールに記載の品番は合ってるのに
中に入ってた物は間違ってたというパターンですw
東海に確認すると、製品変更ではなく、在庫の物も直径は11mmなので
検品ミスが明らかのようで「KTMジャパンにクレーム入れます」との事。
でもね
「これ、良くあるんですw」ともwww
ようはディーラーでメンテの方はディーラーで対処してるから気付かないだけで
まだまだKTMもこんなレベルで、自分で作業すると起きる事例って事です^^;
まあ、慣れっこですがw
とりあえず無償交換なので良かったです。
シリンダー傷付けてた場合の¥35,000-ASSY交換も覚悟しましたからw
ただ、ミネラルオイルは残りがギリだなー。
あ、ミネラルオイルは100ccで十分です。
ピストン交換でも汚れた物を吸い取りつつでも30ccも有れば足ります。
まったく汚れてない物の交換の場合は10ccも有れば足ります。
意外でした。
んで、既存品に戻してシリンジで注入したらあっけなくクラッチ切れましたw
くそう。。。結局は納品間違いで苦労してただけじゃん。
そんなこんなで交換品が届くまでは既存品使用の現状維持w
まあ、「暫く自走も出来んしどうしよう」と思ってましたから良かったです。
ちゃんとした交換品が届いたらさっさと交換しちゃいます。
ちゃんとした物だったら難なくアッサリ終わった作業だけに
グッタリな1日でした。
コレが誰かの参考になれば、それがせめてもの救いですね^^;
~4/21追記~
汎用品のシリンジのゴムピストンは耐油性がない物がほとんどだと思う。
(ミネラルオイル用の専用品は除く)
なので長時間ミネラルオイルに触れる作業のやり方をすると
油を吸ってピストンが膨らんで動き難くなるし、ゴムの劣化が早まります。
オイラも上記で時間を掛けちゃったのでゴムが膨らんでしまいました。
これから気をつければ、まだ再利用は可能なレベルなのが救いでした。
なので汎用品を使う場合は
・シリンジは下向きに使用し、ピストンにミネラルオイルを触れさせない
・触れさせての作業の場合は手早く終わらせる
・ピストンにミネラルオイルが付着した場合は綺麗に洗浄して保管
・面倒な場合は「使い捨て」と割り切り使用する
コレが注意点かと思います。あと思ったのは
60ml程度の製品で十分ですねw