さて、流石に重い腰を上げましょうか。
オイラのDUKEも3万キロを超えて(激走ばっかだし)
色々と疲弊してきたのでメンテナンスします。
まずはストーブ炊いてっと。
今日のレシピはこちら。
大小のOリングに銅製のガスケット。
実はチェーンアジャスター周囲の部品。
ここが古くなると色々と弊害が出るので。
26番のOリングがヘタると油圧がしっかり掛からず、18番のピストンが
カムチェーンの張りを調整する為のアジャスターを上手く押せなくなる。
そうなるとカムチェーンが暴れ易くなり、異音や高回転時の振動増加や
エンジンの回転がギクシャクする事に繋がります。
14番のOリングがヘタると12番と15番の部品の隙間からオイルが漏れます。
僕の場合は前者の傾向が出始めたので交換します。
場所はサイドスタンド側のエンジンの後ろ側。
クラッチレリーズの上辺りに有ります。
ちなみに自分でやれれば交換費用は¥512円。
もちろんオイラはチャレンジ。
ちなみに外したボルトは19mmと17mmの合体ボルト。
隙間に先程説明した14番のOリングが入っています。
反対側にはオイルが通る溝があります。
んでピストンがエンジン側から押し出されて見えていますが
場所的に工具が入らず、掴む所も少なく四苦八苦。
んでKTM東海に電話し、強力な磁石で取り出すと聞きました。
家にそんな物は・・・・・・あーーー
有りました(笑)
パソコン用のハードディスクを分解すると出てくる強力磁石(ネオジウム)が
有るのを思い出しました。
んで、無事の取り出し完了しました・・・がーーー。
筒穴の奥にあるOリングが外せん。。。
ピックアップツール使っても外せない。。。
ちなみに筒穴の形状はこんな感じ。
エンジン内まで10センチ位あって、一番奥の溝にキッチリと
26番のOリングが嵌ってます(--;)
ピックアップツールって、金属製で先が尖ってるから、
ヘタに途中で隔壁に傷を付けるとエンジンがパーだし。
でもトレリスフレームやリアサスが邪魔で上手く工具が使えない。
18番のピストンは図のように作動します。
なので、Oリングの嵌っている溝周囲やOリングを傷つけると
その傷からオイルがエンジン内側に抜けてしまい、
ピストンに油圧が掛からなくなる為、動作しなくなります。
外す時も力加減を間違えると、外したOリングをそのまま奥の
エンジン内に落としてしまったり、新品のOリングをを嵌める時も
同じくエンジン内に落としてしまう恐れが有ります。
暫し考えて・・・降参しましたw
って事で元に戻してKTM東海へ。
ドナドナド~ナ~ド~ナ~♪
かくしてKTM東海でレスキュー開始です。
まあ、過去に無理して自分でやってリアサスをパーにしてるしね。
自分で出来る物はやるけど、諦めも肝心ですよね。
壊しちゃ元も子も無いし。
そんなこんなで1時間ちょいで作業完了。
おお、カチャカチャ音が少し減ってる。
やっぱ多少、Oリングのヘタリからカムチェーンが暴れてた模様。
ちなみに東海でもエンジンは乗せたままで、細い針金でツールを自作し
Oリングを一度、奥側に(エンジン内側!怖っ!)押して出して、
溝から半分位飛び出させた所で、ソレを引っ掛けて引っ張り出すそうな。
やー、怖くて無理だわ。。。
任せて正解でした。
ちなみに工賃は(部品は先に買ってるので)¥3240円でした。
自分でやってエンジン壊すより遥かに安心で良心的な価格ですね。
良かった良かった^^
あとはクラッチのメンテは自分で出来るので、また今度ですね。