ちっと、このところバイク用グリスについて勉強していました。
まだまだ知らない事は沢山あるんだなーと思いました(笑)
オイラの知識では金属用グリスはモリブデン等でゴムやプラは
侵さないシリコングリス位の浅い知識しかありませんでした。
皆さん、ブログ等を見てると部位や用途によって使い分けてる。
向き不向きが有るんですよね。
書いても丸写しで長くなるのでリンクを参照
主に基油(ベースオイル)+増ちょう剤(硬さ)+添加剤(機能)で構成なのね。
各種組合わせの特徴ね。
条件による選定基準ね。
となってます。
良く聞く「モリブデン」だの「シリコン」は混ざる成分由来なのね。
バイク用だとリチウム系の万能グリスが水にも強く、一般的らしい。
モリブデンは「摩擦に強い」ってイメージだったけど、確かに強いけど
研磨剤の様な物なので、高速回転部に使用すると削れるって知らなかった^^;
あとは「極圧剤」って入ってると凄く良いように思ってたけど諸刃の剣なのね。
極圧剤は金属表面で化学変化を起こしてグリスを保持し易くするらしく
対称部が痛むらしい。(まあ、添加量にもよるんでしょうけど^^;)
あと、昔は塩素系が主流だったが、環境的配慮で今は硫黄系になってるんね。
だから硫黄系なので臭くて室内用には向かないらしい。
他には安いグリスはリチウム系が多いのだけど、高温に弱いらしいので
ウレア系の方が価格が少し高いけど水・温度に対して
共にリチウム系より強く、選ぶならウレアベースが良いらしい。
あとはモリブデンにも安い二硫化モリブデンと化学生成した有機モリブデン
があるらしく、高いけど有機モリブデンの方が滑走性も持続性も良いらしい。
(ただ、研磨剤の特性も有るので高速回転部には使用しない方が良い)
主に可動初期のカジリ防止に有効らしく、エンジン内の部品組み付けに使えば
可動後はオイルで流れてしまうので最適らしい。
ただ、水に弱く高速回転部に使用すると耐久性が落ち易いらしいうえに
研磨されてしまうようなので、使用には注意が必要との事。
同じ系列でグラファイトってのはモリブデンより高温向けらしいけど
抵抗が増えるらしくバイク用には不向きらしいとか、勉強してて楽しい^^
んで
結局バイク用は?
って話になるんですが、バイクは高速回転部も低速回転部も有り、
ゴムやプラも部位として多いので「使い分ける」って話になる^^;
オイラが成分・効果から考えるに
高速部(アクスルシャフト等):極圧剤を含まないウレアグリス
高回転だし、部品を交換する場所でもないので
低速部(ステアリングハブ等):極圧剤入り有機モリブデングリス
(ウレアグリスがベースのね)
高荷重を受けるし、ベアリングは痛んだら交換すればいい
ゴム・プラが隣接する金属可動部(キャリパーピストン等):シリコングリス
こんな感じになるのかなあ。。。面倒だ。。。
こんな沢山、使い分けは面倒だし、全部まとめていけるの無いの?
って探したら有りました。
フッソ系グリス!
ただ、高い!めっちゃ高い!w
安いリチウム系の10倍はする。
でも、使い分けしなくていいし(ゴム・プラOK)、フッソなので滑走性も良い。
おまけに汚れも呼び難く、酸化にも強いと良い事尽くめ。値段以外はw
そんな中、わりと安価で良い物見つけました。
SUPER LUBE社製 「PTFE配合多目的グリース」
400グラムで3千円。
・・・まあ、それでも普通のグリスより高いんですけどね(--;)
もう10年以上売ってる実績のあるグリスのようです。
熱にも水にも摩擦にも錆にも強く、バイクにも最適らしい。
お手軽版は
こちら。
でも買うなら400グラムの方がお得よね。
バイク以外にも家中どこでも使えるし。
最初はAZの
これにしようと思ったけど、50グラムで3000円と高い^^;
多分、こっちの方が物は良いんでしょうけど。
まあ、さっきの400グラム買っちゃったし、暫くはソレでいきます。
家中使ってみよう(笑)
今回も色々勉強になって面白かったです^^