親戚の叔母さんが亡くなった。
本当に急だった。
こういう日記はどうかと思ったが、知っておいた方が良い病気で
知らないと誤った診断や処置となり、かかれば時間無く高確率で亡くなるので
このブログを読んでくれた方は注意して頂けたら幸い。
症状は「高カリウム血症」というもの。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E8%A1%80%E7%97%87
血中には超えてはいけないカリウム濃度が有り、4mEq/lを超えると危険で
8mEq/lを超えると急性心不全で亡くなるそうな。
ちなみに叔母さんの亡くなる直前の値は9mEq/l。
それまでは普通に元気で病気の無い、笑顔の素敵な叔母さんでした。
何時ものように町内の朝の体操に向かって、体操をしてると
腰の背中側が痛かったそうな。
「腰痛かな?すぐ治るでしょ」と我慢したそうです。
だけど、数日経っても痛みが引かないばかりか、酷くなり堪らず整形外科へ。
ここが後にまずかった。
特に異常も無いので痛み止めの薬とシップ(だっけ?)を貰って帰宅。
その後何度も病院に行くも、やはり痛みが引かず最終的には
夜中に余りの痛みで自宅から救急車で総合病院に緊急搬送。
ここで初めて今までの整形ではなく、他の科で診療し血液検査で症状判明。
でも、既に遅し・・・
7mEq/lを超えており、心臓も弱っていた。
本来、心臓が元気なら人工透析(外部で血液をろ過、綺麗にする)を行い
カリウムを増やしている患部臓器を治療もしくは手術らしい。
結局は人工透析も出来ず、他の治療を試みるも間に合いませんでした。
腰痛ではなく腎臓だったんです。
腎臓が炎症を起こしていて、痛みが出ていたようです。
整形ではなく、内科で最初から血液検査していれば元気なうちに
色々な手段(人工透析もその1つ)がとれたそうです。
腎臓はカリウムを体外に尿に混ぜて排出する臓器なので
これが異常をきたすと血中カリウム濃度が上がり、
濃度が高くなると起こる不整脈が直接の原因で短時間で死に至るそうです。
実際、異常発見から2日で亡くなるのも珍しくないらしい。
腰痛か、この病気を知っていて腎臓かを間違わなければ・・・という話しです。
ですが、私も今回初めて知った病気で、同じ事が起きてたら
多分同じように整形に行っていたと思います。
知っているのと知らないのでは命に関わるといった話しです。
私も腎臓が悪いし、不整脈も持ってます。
カリウムの値は気にしたことが無かった・・・。
これからは献血の時、ちゃんと確認しよう。
叔母さんのご冥福を心から祈ると共に、周囲に同じ病気でなくなる方が
出ない事を祈ります。